【体】視力測定でD判定。とりあえず、慌てず、怒らず、速やかに眼科に行きましょう・・反省。

雑記

視力測定でD判定 (視力0.3未満) !?

学校から「健康診断結果」でD判定 (視力0.3未満) の手紙をもらって慌てて、ついつい子どもに「youtubeばかり見ているから視力悪くなったんでしょ!」「マンガ没収ね!」などと怒ったりしていませんか?私はそうでした。

この記事を読まれている方は、すでに怒ってしまった後かもしれませんが、まだの方、どうぞ怒らないであげてください。実は貴方のお子様はD判定でしたが、実は、視力は本格的に悪くなっていない「仮性近視」かもしれません。また、特に小さいお子様は、初めての視力測定で「視力測定」の方法が理解できていなかった可能性もあります。なお、ステイホームで視力が悪い学童が多くなっている傾向にあるようです。

眼科受診が必要とされる0・7未満まで視力が低下している子どもの割合を見てみると、2019 年まではほぼ横ばい。2020年6月の検査では、 視力 0・7 未満の子どもの割合 は、 17・72 パーセント から 一気に 23・37 パーセント へと 3 割 以上( 5・65 ポイント) 増加 していた。

大石 寛人; NHKスペシャル取材班. 子どもの目が危ない 「超近視時代」に視力をどう守るか (NHK出版新書) (Kindle の位置No.339-341). 株式会社 NHK出版

しかし、お便りを放置してはいけません。もしかしたら本当に黒板が見えず、学業に支障を及ぼしている、お子様が困っているのかもしれないからです。そこで、慌てず、騒がず眼科に行きましょう。

以下、お便りをいただき眼科に行ったわが家の事例について紹介します。個人差があるとは思いますので、あくまで参考としてください。

ママ~お手紙貰った~

「視力測定でD判定(視力0.3未満)だった~」

2021年4月。わが家の娘「フタコ姉」が言い出しました。フタコ姉は前回は両眼A判定、妹のフタコ妹もA判定です。そこで、私こと、フタコママはパニックを起こしながら眼科にフタコ姉を連れていくことにしました。

ちなみに、4段階評価とは?

フタコママと同じ、アラフォー以上の方、視力測定が4段階(A~D判定)なのは違和感を感じませんでしたか?実は、こちらはそんなに古い指標ではありません。調べてみると、視力測定は「370方式」という4段階(A~D)で、学校生活に影響があるか否かという観点で制定されたもので、B、C、D判定だと学校生活に影響がある可能性があるので、早い機会に眼科に行くよう勧められています。

「A」は視力1.0以上に相当します。

「B」は視力0.9〜0.7に相当し、学校生活にはほとんど 支障のない見え方です。

「C」は視力0.6〜0.3に相当し、教室での授業に多少の影響が見られるため何らかの対策を必要とします。

「D」は視力0.2以下で、教室の最前列でも黒板の字が見えにくいために早急な対策が必要です。

大阪府眼科医会(2021.9,11検索)http://osaka-ganka.jp/column/column_05/

眼科選びについて

歯医者や小児科と違い、眼科はコンタクト診療の需要もあるため、土日に営業しているところも多いです。近所で評判の眼科の情報が得られなければ、インターネットで調べましょう。

お勧めの調べ方は「Doctors File」です。

  • Doctors File(眼科・診察内容一覧)
  • Doctors Fileでの個人的なオススメは下記です

    • オススメ1:「眼軸長の測定」で検索。近視は眼軸長の伸びで進行を確認しますが、どうやら眼軸長測定はすべての医者でしているようではないようです。検索した後、お医者さまのHPにアクセスし、小児眼科や近視について記載があるか確認しましょう。最新のエビデンスに基づいた治療である「低濃度アトロピン」または「マイオピン」について記載があると近視について注力している医者かもしれません。
    • オススメ2:「近視」などのキーワードで検索しましょう。検索した後に、お医者さまのHPにアクセスして記載内容を確認しましょう。

    初めての眼科受診

    注意事項は1つ。眼科受診の日は、他に予定はいれないこと、子どもは自転車を載せないことをオススメします。※お医者さまによって違いますので、ご心配の方は、事前に所要時間や注意事項を病院に問い合わせてもよいかもしれません。

    近視か否か確認するための眼科受診。視力測定して、お医者さまの説明を聞いて20分くらいで終わりのイメージありませんか?私はそうでした。しかし、フタコ姉は眼科に60分いました。どうしてでしょうか?

    それは、仮性近視か判断するために、「調節麻痺点眼」で30分待たされたからです。さらに、帰りは「まぶしい!」とのことで、自転車に乗ることができず、自転車を押して帰ることになりました。

    「調節麻痺点眼」 とは、目の緊張を解きほぐす薬です。目が緊張していると出ないため、点眼をした後に再測定することを進められました。ちなみに、フタコ姉の場合、点眼前はD判定でしたが、点眼後はC判定でした。

    お医者様にお聞きすると、学校でも視力測定時前の環境で視力が変わる場合があるとのことでした。フタコ姉の場合、youtube!!!と怒ってしまいましたが、勉強を頑張った結果、直後の視力測定では悪い結果になったのかもしれません。お医者さまからは、さらにC判定も仮性近視で治る可能性もあるとのことで、「ミドリンM」(目薬)の処方をされました。仮性近視の場合、視力が回復する場合があるそうです。しかし、残念ながらフタコ姉の場合は、視力が回復することはありませんした。

    メガネはとりあえず、不要だが・・我が家が歩んだ道は・・低濃度アトロピン

    前回の眼科受診から2週間後。フタコ姉はミドリンMの結果を確認に眼科に行きましたが、残念ながら視力は回復しておらず、C判定のままでした。

    しかし、そこで眼科医から「低濃度アトロピン」を紹介いただきました。低濃度アトロピンは、保険外診療ですが、効果のエビデンスがある近視治療とのこと。そこで、我が家は、とりあえず、低濃度アトロピン治療にチャレンジしていくことしました。

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