日立ビックドラムBD-NX120Gは特殊サイズ 極小住宅にも大型ドラム式洗濯乾燥機が置けるかも!前モデル&パナソニックの洗濯機と比較してみた

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マンションや極小住宅でドラム式洗濯乾燥機を置くスペースがないと諦めていませんか?

日立のビックドラムBD-NX120Gは、他社にはない、奥行きが短く横幅が大きい特殊なサイズ

2021年10月に発売された最新モデルは、洗濯乾燥が99分(快速洗乾コース7kg、カタログ値)で、夜に洗濯機を回し忘れても、朝一に洗濯機をまわせば出発前に仕上がるかも!フタコママみたいなうっかりやさんや、忙しい方にはオススメです!

今回は、2021.10に販売された日立のビックドラムBD-NX120Gと、前モデル、12月に発売されるパナソニックの省スペース型洗濯機のCuble(キューブル)NA-VG2600などと比較をしてみます。

また、古いビックドラムから買い替えで洗濯スタイルがどう変わったか、フタコママのレビューについても後日紹介予定です。洗濯機選びの参考になればうれしいです。

日立ビックドラムBD-NX120Gのここがすごい!

日立ビックドラムBD-NX120G のメリットをまとめると・・

  • サイズが横長!奥行が62cmしかないのに、洗濯容量12kgと大容量
  • 洗濯乾燥が99分!(カタログ値)
  • 最新の機能は一通りある(洗剤自動投入、AI、シワを押さえる乾燥、アプリ連動、インバータなど)

縦62センチで大容量(12kg)が最大の特徴

奥行62 センチ以下のドラム式洗濯乾燥機は非常に選択肢が少ないです。ほかは、シャープやパナソニックの7kgのサイズ。7kgはファミリーでは小さいと感じるサイズです。

ちなみに、12月に発売される パナソニックの Cuble NA-VG2600Lは奥行66.5cmとコンパクトになっていますが、日立ビックドラムよりは奥行は大きいです。

日立ビックドラムBD-NX120Gのここが残念!

日立ビックドラムBD-NX120G の残念な点をまとめると・・

  • サイズが横長!73.5cm
  • 旧モデルや他社のヒートポンプ式のドラム式洗濯機より電気代が高い
  • ヒートリサイクル乾燥方式のため、臭いが気になるという声がある

臭いは多くの方が気にされているようで、日立公式サイトで対策が書いてあります。
ちなみに、フタコママは幸運なことに?特に臭いは気になっていません。
【参考:日立公式サイト】「乾燥運転後の洗濯物が下水臭いです。(ドラム式)」

奥行が短いタイプのドラム型洗濯機で比較一覧

奥行が短いタイプの洗濯機と比較します。

ついでに、奥行は一般的ですが、価格.comで一位(2021.10現在)の洗濯乾燥機とも比較しました。

  1. 日立ビックドラムBD-NX120G
  2. 前モデル ビッグドラム BD-NX120F
  3. パナソニックNA-VG2600(12月発売予定)
  4. 【おまけ】パナソニックNA-VX800BL(価格.comで一位:2021.10月現在)
日立ビックドラム
BD-NX120
G
日立ビックドラム
BD-NX120F
(前モデル)
パナソニック
NA-VG2600
(12月発売予定)
【おまけ】
パナソニック
NA-VX800B
※価格.comで一位
【おまけ2】
日立ビックドラム
※9年前
BD-V5500
容量12kg 12kg 10kg 11kg 9kg
大きさ
mm
735×1070×620735×1070×620600×998×665639×1058×722  735×1060×620
特徴
洗濯乾燥99分
汚れに強い
AI
洗剤自動投入あり
ヒートリサイクル式
汚れに強い
AI
洗剤自動投入あり
ヒートリサイクル式
おしゃれ
縦横スリム
洗剤自動投入あり
ヒーター排気式
洗濯乾燥98分
洗剤自動投入あり
ヒートポンプ式
ヒートリサイクル式
価格36万円程度24万円程度34万円程度24万円程度
オススメ ファミリー 計画性がある
ファミリー
DINKS
設置場所が狭い方
ファミリー
カタログおよび価格.comより引用(2021.10現在)

奥行が短い省スペース型のドラム式洗濯機自体が少ないので寂しい比較ですね

【参考】洗濯機の寿命とは?

ところで、洗濯機を選ぶにあたり、機器の寿命・・何年くらい使えるか気になりませんか?

メーカでは「設計上の標準使用期間」を公開しています。洗濯機は7年が一般的です。

これは、一日1.5回(日本産業規格JIS C9921-4)洗濯機を利用した場合、7年間使用できるように設計されていること。

当たり前ですが、容量が小さい洗濯機は洗濯回数が多くなり、早く洗濯機がダメになってしまいます。小さい洗濯機を購入して一日3回利用すると、4年もせず壊れてしまうかもしれません。

洗濯機を選ぶ際は、適切なサイズを選びましょう。

【比較①】日立ビックドラムの前のモデル BD-NX120F との比較

サイズや洗濯容量は全く同じ。ハード面では、最新モデルはインバータ搭載に変更。それ以外は、糸くずフィルタなど、若干マイナーチェンジされていますが、大きな差はない模様。

前モデルとの一番の違いは、乾燥時間が早くなっていること。

最新モデルでは洗濯乾燥で「快速洗乾コースで99分」とうたわれています。

※旧モデルにはこのネーミングのコースはなし。

カタログ値99分ですが衣類の厚さ、量などにより99分以上に伸びます。

バスタオルなどの分厚いものは99分ではよっぽど少量でない限り、99分では乾きません。(バスタオルメインで7kgを洗濯・乾燥した際は3時間(180分)近くかかりました。)

しかし、朝の一刻一秒を争う場合は、少しでも早く洗濯・乾燥ができるので助かるでしょう。

最新モデルのデメリットは、費用面。電力料金も、洗濯機の購入費用も負担が増えます。

①電気料金について

日立ビックドラムの最新モデルは使用電力量が増えています。

1回あたりの電気料金は約18円違います(価格.com引用)。1年間で約1万円になるでしょう。

消費電力量(カタログ値)

【最新モデル】ビッグドラム BD-NX120G・・1810Wh※快速洗乾コースは約1,500Wh

【旧モデル】ビックドラム BD-NX120F ・・1130Wh

②洗濯機の購入費用

洗濯機の価格差は2020.10月現在、最新モデルは12万円程度高くなっています。

これは、7年間で洗濯機を買い替える場合、1年あたり1.7万円の違い。

①と②の合計で、最新モデルと旧モデルでは1年あたり2.7万円の負担増

快速洗乾コースの場合はもう少し電気代は抑えられます。
しかし、年間3万円近い負担増は気になる家庭も多いと思います。
すでに店舗では旧モデルの販売を終えているところもあるので、悩まれている方は早く決断したほうが良いかも。

まとめ  日立ビックドラムの最新モデルと旧モデルで悩んでいる場合

①急いで洗濯乾燥する機会が多い人・・最新モデルがオススメ

②時間にゆとりがあり、標準モードしか使わない人、コストを押さえたい方・・旧モデル

【比較②】 パナソニックCuble NA-VG2600(12月販売予定)との比較

12月にパナソニックからデザインとコンパクトが売りの洗濯機が販売されます。

こちらの最大の売りは、コンパクトさ。

サイズが600×998×665 と、10年前の日立ビックドラムより奥行以外は小さいのに10kgも洗濯できること。この大きさのために、ドラム式を諦めていた場所にも設置できるかもしれません。

ここで、 日立ビックドラムBD-NX120G と比較してみましょう。

気になる点は、乾燥容量の差。パナソニックCubleは乾燥容量は5kgであること。バスタオルを使うファミリーでは一日2回洗濯乾燥が必要になるでしょう。一方、日立ビックドラムBD-NX120G は乾燥容量が7kgで 一日1.5回で大丈夫かもしれません。

洗濯機の使用回数は寿命に直結します。

日立もパナソニックも12月断面の実売価格が同じくらいであれば、 パナソニックCubleはコスパの面では悪いかもしれません。

他に パナソニックNA-VG2600 の気になる点としては、乾燥方式がヒーター排気式のこと。ヒートポンプ式や日立のヒートリサイクル式は排熱が少ないですが、ヒーター排気式は排気熱が気になる人もいるとのこと(家電量販店の店員談)。

夏は熱さが気になる&電気代(冷房代)が高くなるかもしれません。

まとめ:日立ビックドラムBD-NX120GとパナソニックCuble(NA-VG2600)で悩んでいる場合

①ファミリー層は大容量の日立ビックドラムがオススメ。

②DINKSやシングルで洗濯量が多くない方でデザイン重視であればパナソニックCubleも検討。

【比較③】 パナソニックNA-VX800B(現在価格.comで一位) との比較

価格.comで1位の パナソニックNA-VX800B。

乾燥容量は11キロ(乾燥容量6kg)。 日立ビックドラムBD-NX120G に比べて1キロ少ないです。

ちなみに、一人一日の洗濯量は1.5kg(パナソニック調べ)です。

機能としては、日立ビックドラムBD-NX120G とだいたい同じ。

忙しいファミリー層に必須のスキル「洗剤自動投入」があり、乾燥時間も最短で98分とうたってます。

大きな差は費用面。電気代も購入費用もパナソニックに軍配が上がります。

①電気代

1回あたりパナソニックが約24円安いです。1年では約1万円の違い。※

※パナソニックは1キロ乾燥容量が小さいので、洗濯乾燥回数を7/6倍(10%増)として補正。

消費電力量(カタログ値)

【最新モデル】ビッグドラム BD-NX120G・・1810Wh※快速洗乾コースは約1,500Wh

パナソニックNA-VX800B ・・1,190 Wh

②購入費用

パナソニックNA-VX800B は2021年10月現在、実売価格25万円程度。日立ビックドラムに比較し、10万円程度安いです!ただし、後継機が11月に出るため、そのうち購入できなくなるでしょう。

まとめ:日立ビックドラムBD-NX120GとパナソニックNA-VX800Bで悩んでいる場合

パナソニックNA-VX800Bが設置できるなら、パナソニックがオススメ。でも、11月に後継機が出るため、早めの決断が良。

【レビュー】日立ビックドラム買い替えてどうだった?

日立ビックドラムBD-NX120Gを購入し、使用し始めてから1カ月経過後のレビューです。

現状、満足しています。

9年前の機種ではタオル類以外は衣服の痛みや縮みが心配で洗濯のみ利用していました。最新モデルでは、低温で乾かすため、安心してワイシャツや子供服も乾燥利用できていて、助かっています。

AI機能は正直、効果があるのか分かりません。ただし、スマホに洗濯終了通知が来るのが、思いのほか便利です。

メンテについて

糸くずフィルタ

糸くずフィルタは櫛状になっています。

これによって、ごみがとても取りやすい!

ほこりをつまめば取れるので、汚れがひどくなければ掃除の所要時間は3秒くらい。

乾燥フィルタについて

乾燥フィルタは複数のパーツがあります。

パーツが多くメンテが手間だと思う反面、少しでも掃除が楽になるよう工夫されています。

乾燥フィルタ(白)

フィルタ(白) は、一番大きいパーツ。スライドして二つに分解します。

分解すると、フィルタの網についているほこりが、まるでフエルトのように気持ちよくはがれます。

こちらのパーツは、結構きれいに取れることも多く、水洗いしなくてもいいのでは?と思っています。

乾燥フィルタはスライドして分解します
乾燥フィルタ(オレンジ)

乾燥フィルタ(オレンジ)は洗濯機の右側に張り付けてあります。

メンテとしては、ブラシなどでほこりを取り除くか、水洗い。

なお、洗濯機の高さが高いため、オレンジのフィルタを洗濯機にはめるのが平均的な女性の身長だと少し大変です。そのうち、フタコママはフィルタか洗濯機本体を壊してしまいそうです。

洗濯機周りのほこりについて

厚手のバスタオルを複数枚乾燥をかけると、洗濯機の周りが汚れてきます。

こちらを、乾いた手で取ると、非常にほこりが取れにくい。

・・10年前の機種とおなじくらい取りにくい。

まとめ

AIを使ったり、アプリで終了をお知らせしたり、10年前の機種ではできなかったことが増えています。

たとえば、昔は靴を洗うためには、厚手のメッシュバックに入れて洗うことができました。

(以前の機種だと、「偏りあり」のため袋が破れてしまいました。)

洗濯機は高価のため、買ってよかったのか、どうだったのか、レビューを求めたくなるのが人情。

本投稿が、悩んでいる人のためになっていただければ嬉しいです。

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